こんにちは!愛犬のボーダーコリー“ネイト”にデレデレの日々を過ごしているボダコユウです
今回はネイトも大好きなブロッコリーについてお話ししようと思います!
「ブロッコリーって、人間には最高の健康食材って言われているけれど、犬にも食べさせて大丈夫なのかな?」
と思っている方に是非読んでもらいたい記事となっております!
みなさんのわんちゃんはお野菜を食べていますか?
「犬は昔から肉をたくさん食べていたイメージがあるし、野菜なんて必要ないんじゃない?」
そう思われている方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません・・・
がしかし!お肉だけでは栄養バランスが崩れてしまい、体調不良につながることも!
野菜の栄養も犬の健康には欠かせないものなんです
野菜といってもたくさん種類がありますが、その中でもマッチョさんの間では当たり前に食べられていて、その栄養価の高さから「緑黄色野菜の王様」とも呼ばれている
ブロッコリー
結論から言うと、生はダメだけど下茹でしてれば犬が食べてももちろん大丈夫!
むしろ栄養価がとっても高いので、積極的に食べさせてもらいたいぐらい!
しかし、無条件にどんなわんちゃんにも、どれだけの量を与えてもいいわけではないんです!
なんと、ブロッコリーを与えてはいけないわんこもいるんです
そこで今回、わんこに嬉しい効果、与える際の注意点、与えてはいけない場合などをまとめてみました
わんこに嬉しい成分
さすがは緑黄色野菜の王様と言われるブロッコリー
たくさんの栄養素が含まれています
中でもわんこに嬉しい成分を紹介します!
ビタミンC
抗酸化作用のほかに、免疫機能の向上やアンチエイジング効果も期待できる成分
健康なわんこは体内でビタミンCを作ることができるので、ビタミンCの摂取を目的として与える必要は特にありません
ただ、激しい運動をした後や高齢犬は、ビタミンCを摂取することで、大きくなった酸化ストレス(※1)を軽減することができるので、摂取することが望ましいです
老化が進む原因の一つといわれていて、酸化ストレスが蓄積されていくと、
・老齢の犬の場合は、関節炎を引き起こす原因となる
・がんや生活習慣病などの病気にかかりやすくなる
・集中力が落ちたり、疲れやすくなる
これら活性酸素の影響を最小限に抑えるために、抗酸化物質が多く含まれた食事を摂取することが推奨されています
ミネラル
- カリウム
-
高血圧の予防、神経の伝達や筋肉の収縮に役立つ
- マグネシウム
-
筋肉の収縮や骨の形成に役立つ
- カルシウム・リン
-
骨の形成やエネルギー代謝に役立つ
ほかにも、ミネラルには“亜鉛” や “鉄”などが含まれています
食物繊維
ブロッコリーには「不溶性食物繊維」多く含まれていて、便通を良くする働きがあります
βカロテン
犬の体内でビタミンAに変換され、視力、皮膚、被毛を健康維持や、丈夫な粘膜や歯の生成に役立ちます
またビタミンC同様、抗酸化作用もあります
葉酸
ビタミンB群のひとつで、
健康で元気いっぱいの子犬を産んでもらうため妊娠中のわんこや、
成長期のわんこには成長と代謝を助けるため、特に必要と考えられています
また葉酸が欠乏すると、貧血や口内炎の原因になります
スルフォラファン
強い抗酸化作用をもち、活性酸素からのダメージを防ぎ、病気の予防や老化防止に役立つとされています
まだわんこにも効果が期待できるかは実証されていませんが、がんを予防する効果が期待され研究が進んでいるようです!
いかがでしょう?
あまりに専門的用語ばかり並べると記事がとんでもないくらいに長ーーーーくなっちゃうので、簡単に説明をしましたが、サラッと見ただけでも、
・高血圧の予防になる
・骨や歯の健康維持に役立つ
・便通を整えてくれる
・視力、皮膚、被毛を健康維持に役立つ
・老化防止に役立つ
これだけ盛りだくさんに嬉しい効果があるならたくさん食べてもらいたいですよね!
ただ、どの食材にも言えますが、過剰摂取は厳禁!
給与量の目安を確認していきましょう
1日に与えていい量
ブロッコリーは比較的カロリーも低く、栄養価も高いため、たくさん与えたくなるかも知れません
がしかし!与えすぎはNG!
なぜなら、おやつのブロッコリーでお腹いっぱいになってしまうと、主食として与えている総合栄養食(ドライフードなど)や栄養バランスを考えて作ったごはんを食べ残してしまう可能性があるからです
そうなると栄養が偏ってしまい本末転倒です
主食に影響が出ない範囲で与えるか、主食から与えたおやつ分のカロリーを減らすようにしてくださいね
給与量の目安
食べやすい大きさにカットした房1個を10gとして計算しています
- 体重 2~5kg
-
房5個~房10個(50g~100g)
- 体重 5~15kg
-
房10個~房20個(100g〜200g)
- 体重 15~30kg
-
房20個~房40個(200g〜400g)
給与量はあくまで目安
その日の愛犬の体調や運動量、排便の様子などを見ながら、分量を調整して与えてください
肥満傾向のわんこは、この目安よりも少なめに調整してください
フリーズドライのブロッコリーは友達わんこのママからもらってからずっと大好き!
乾燥ブロッコリーとは違う触感がたまらない!!
こんな時は食べさせないで!
栄養満点のブロッコリーですが、実は与えるのを控えた方がいいわんこ達がいます
愛犬が次の項目に該当する場合は、ブロッコリーを与えないようにするか、獣医師に相談してから与えるようにしてくださいね
アブラナ科のアレルギーがある
ブロッコリーはアブラナ科の野菜
アブラナ科アレルギーのあるわんこにはブロッコリーを与えないようにしてください
何に対してアレルギーが出たのか分かるように、初めての食材は1日1種類、少量から与えるようにしましょう
こんな症状が出たら早めに獣医師に相談してください
- 口周りや顔を痒がる
- からだを掻く、皮膚が赤くなる
- 嘔吐、下痢
- 元気がない、食欲不振
過去に尿路結石症を患ったことがある、または現在患っている
尿路結石症の原因となるマグネシウムやカルシウム、シュウ酸が多く含まれています
ブロッコリーは下茹ですることで、シュウ酸は大幅に減少しますが、念のため与えないほうが安心です
尿路結石症を患ったことのない犬に与える場合も、必ず茹でてから与えるようにしてください!
水でゆでるとシュウ酸は大幅に減少しますが、同時にビタミンも流れ出てしまいます
尿路結石症を患った事のない犬の場合は、電子レンジでチンすることもおすすめです☆
消化機能が未熟な子犬、消化機能が弱っている老犬
食物繊維が多く含まれているため、消化不良を起こしてしまう可能性もあります
特に茎の部分は栄養価はとっても高いですが、繊維分が多く消化が悪いため、柔らかく湯がいてから細かく刻んで与えるのがおすすめ!
また、先ほど紹介した目安量よりも減らし、与えすぎないように注意しましょう
甲状腺機能が低下している
甲状腺ホルモンの分泌を阻害する「ゴイトロゲン(グルコシノレート)」という成分が含まれています
毎日、多量に摂取しなければ問題ありませんが、気になる方は与える前にかかりつけの獣医師に相談してくださいね
ゴイトロゲン(グルコシノレート)はアブラナ科に多く含まれる成分です
他のアブラナ科の野菜にも注意しましょう
腎臓や心臓の機能が低下している
ミネラルの1つ「カリウム」は、腎臓や心臓の機能が低下していると排出が難しく、体内に蓄積してしまい、病気を悪化させてしまう危険性があります
これらの持病がある場合は、与える前にかかりつけの獣医師に相談してくださいね
茹でブロッコリーを実際に食べさせてみた
フリーズドライのブロッコリーが大好きなネイトに、茹でブロッコリーを与えてみました
最初はいつもと違う食感に戸惑っていましたが、口に含むといつもの味だ!と分かったようで、フードドライヤーで乾燥させたブロッコリーよりむしゃむしゃ食べてくれました!
茹でブロッコリーは今後のトッピングメニューに追加決定です♪
ちなみに乾燥ブロッコリーは、茎の部分は美味しくパリパリ食べてくれましたが、房の部分はもさもさしたのかあまり食べてくれなかったので、細かく潰してふりかけにしました!
ブロッコリーは甘味もあって、栄養価も高く、ネイトも大好きな野菜 ♡
茹でたり、乾燥させたり、スープにしたり…といろんな料理に使える最強食材です
ごはんにトッピングすると見た目も色鮮やかになって美味しそう♪
素材が持つ成分をしっかり理解し、思いもよらない事故や病気を防止し、素敵なわんこライフをお過ごしください
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